パイプカット後子どもが欲しい人に送る心強いニュース
カテゴリー:不妊治療の悩み
効果の高い男性が行う避妊法に、両側精管結紮切除術があります。パイプカットと呼ばれることも多いです。
手術で精子が作られる精巣から精嚢への管を人工的に閉塞する避妊法で、手術後は射精しても精液の中に精子が混ざらなくなります。
避妊率は100%に近く、一度手術してしまえば半永久的に効果的なので、手術を行うには既に子どもがいる、配偶者の同意が必要であるなど、気軽に出来る避妊法ではありません。
そして、話し合い、悩んでパイプカットを行っても、人生が予想通りに行かないように、後になってまた子どもが欲しいと思う人も少なからず存在します。
パイプカットを行った場合、再接続手術で受精機能を回復させられる可能性は、手術後どれくらいの時間が経過しているかによって大きく変わってきます。
手術後3年程度でしたら、ほぼ間違いなく修復が可能、約10年経過していても、8割程度の確率で修復することができます。
しかし、20年経過していると6割程度、30年経過していると5割程度まで成功率は減ります。
イギリスでの成功例
前妻との間に3人の子どもに恵まれ、その後、両側精管結紮切除術を行ったデイビッドさん。
残念ながら、前妻との結婚生活は破綻し、その後、23歳年下で結婚歴のない女性と再婚しました。
2人は、子どものいる家庭を持つことを諦めることができず、駄目だった場合は養子をもらうことも考慮しつつ、デイビッドさんの再接続手術を行いました。
この時、デイビッドさんが両側精管結紮切除術ってから20年経っていて、可能性は高いものではありませんでしたが、手術から2ヶ月半後、奥さんの妊娠が発覚。
自然妊娠でした。
再接続手術の結果は個人差のあるもので、どんなにネットで成功例を調べても、結局は実際にやってみなければ結果は分かりません。
しかし、いくつかの成功例が、誰かの背中を押して、さらなる成功に繋がると良いと思います。
元記事→I had my vasectomy reversed